もう3月。
いまだ会えない家族を捜している人もいます。
瓦礫さえも山積みなままです。
公営住宅の建設も進まず仮設住宅の延長が決まりました。
お年寄にとっては、本当に深刻な問題だと思います。
それだけではなく誰にとっても狭い不自由な住まいでその先はまだまだ続きます。
私事ですが、2月に入り立て続けて身内に不幸がありました。
震災が起きるまでは、祖母は高齢でしたが病気もなく元気でした。
津波の被害ではないけれど家には住めない状態で離れざるを得なくなってから、あっという間に痴呆症が進み先週亡くなりました。
続いた葬儀の次の日に、石川さんと大川小学校の子供靴のお届けに行ってきました。
わたしの頭のなかはぐるぐると、死ぬということと生きるということがうずをまいていると同時に、まるで雪が降っているかのようにただたくさんのことが降り積もっています。
もう2年、まだ2年。
いつも東北のことを応援してくれている、ノルウェーの友人たちの招きで3月11日からチャリティの写真展を開催する事になりました。
日本でだって遠い記憶となってしまっている人が多い中、海外であればなおさらです。
もう一度思い出してもらおうと、このHPに参加している4人の写真を展示することになりました。
この震災は決して人ごとではなく、誰の身にも起こりうる事だから。
ただいわゆる震災の写真展にはしたくなかったので、東北で生きていくという人々の姿を中心にしました。
SOWING SEEDS
種を蒔く
詳細はこちらをごらんください。
http://www.postersforjapan.no/sseeds/index.html
ノルウェーはフィヨルドが美しい国。
そしてそれは東北につながるものでもあります。