次の靴のお届け先が決まりました。
お届け日は6月12日(日)、お届け先は宮城県の山元町にある「中浜小学校」 の生徒さんたちです。
中浜小学校は海の近くに位置していたため、校舎が使えなくなってしまい、子供達は現在、ちょっと離れた場所
にある坂元小学校にて授業を受けています。
はじめ、この学校の教頭先生に靴をプレゼントする活動をしていることを説明し、小学校にて子供達に直接配布
させていただけないか、相談してみました。
すると、
「上履きは提供いただいて、何とかなっているのですが、外履きの靴は足りてないんです。
なので、提供の申し出は凄く有り難いです。しかし、我々は別の学校の校舎をお借りしている身でして・・・。
今は被災した子と被災してない子が一緒に授業を受けている状況にあって、我が校の子供達だけという訳には
いかないんです。
もらえない子供達にしてみれば、頭でわかっていても、やっぱり羨ましいと思ってしまいますので・・・。」
「本当に靴は無くて、申し出はありがたいし、受け取りたい。ですが、この特殊な環境で学校運営をうまく
やっていくためには、我が校の生徒だけという訳にはいかず、申し訳ありません・・・。」
教頭先生のやるせない気持ちがものすごく伝わってきました。
それと、同時に、
「被災の有無など関係なしにみんなにプレゼントしますよ!」と言える力が無い自分に悔しさが込み上げました。
自分ができることとして、せめて、この中浜小学校の生徒全員には届けたい。
そう思い、ならば子供達がいる仮設住宅と避難所に直接届けられないか、中浜小学校の生徒さん達がいる
仮設住宅や避難所に行って、お母さん達に話をしてみました。
すると、「ホント、靴は無いんですよ。ありがとうございます。」とみんなが言ってくれ、突然訪問した、
よくわからない人間からの申し出に対して、快く場を設けてくれることになりました。
みんな、”子供の笑顔を願っている”ということを、改めて感じることができました。
このような経緯があり、今回決まったお届け予定が下記のとおりです。
【お届け予定】
6月12日(日)10時~ 山元町 旧坂元中学校跡地 仮設住宅集会所にて
6月12日(日)13時~ 角田市 婦人研修センター(避難所)にて
子供にはお母さんの顔色を気にせず、泥だらけになって遊んで欲しい。
子供の成長は早くて、あっという間に靴より足が大きくなるけど、靴なんか気にせずどんどん成長して欲しい。
そんな子供の元気や成長の姿を笑顔のきっかけにしてもらうために、靴を届けたいと思います。
「子供達は僕らの未来です。」
親戚のお家から通っている子もいるとのことなので、教頭先生にも協力いただき、「学校だより」にも掲載して
いただくことになりました。したがって、予想以上の人数が集まったり、サイズの関係で、靴が足りない可能性も
あります。引き続き、靴の提供のご協力、宜しくお願いします。
現在、男女とも18cm、23cm、24cmが少ない状況となっております。
また、お届け先には小さい子供達や中学生もおりますので、小さいサイズや大きいサイズについても、
ご提供いただければ必要としている方にお届けさせていただきます。
靴はいくつあっても余ることはないです。宜しくお願いいたします。 【靴のお届け先はこちら】